就活生へ。人事との"就活面談"で気をつけること


はじめに

私、Tetsu-is は 2026 年新卒としてエンジニア就活を終えました。 本選考の直前のタイミングで、企業の人事と「就活面談」という名目の面談をすることがあります。 就活生にとってありがたい面談であるものの、気をつけるべきポイントがいくつかあります。

「就活面談」ってどんなことを話すの?

  1. 学生の自己分析。やりたいこと、興味分野、強みなど。 これは多くの学生が悩む部分なので参考になる部分が多いです。人事はいろんな学生やキャリアを見てきているので、 的確なアドバイスを貰えるケースが多いと思います。

  2. 企業選びの軸の決定。自分の特性を活かすためにどんな会社を選ぶか。 これも本選考に望むにあたって重要なものなので、自分の強みが活かせる環境を言語化するうえでとても助かります。

「就活面談」における注意点

企業の人事は、「学生が納得の行く就活をするためにフラットに相談します!」というスタンスで面談の打診をしてきます。 しかしながら、人事のミッションは「学生に自社への理解度を高めてもらい、優秀な学生を選考に進めること」です。 ですから建前としてはフラットな相談であるものの、採用活動という利害関係があることを忘れてはいけません。 そのため、フラットな相談のように見えて学生の指向性を自社の価値観と紐づけたり誘導したりするケースもありえます。 このような言い方をすると人聞きが悪いですが、学生側も人事の時間をいただいて個人的な相談の機会を得ていることに感謝を忘れてはいけません。

人事面談で気をつけること

  1. 個人的な悩みや壁打ちの機会をいただいている感謝を忘れない 人事の方はここの学生のために忙しい中、1,2 時間を割いてくださっています。学生に向き合ってアドバイスをしてくれる人事の方に失礼のないようにしましょう。

  2. 自分の強みや志向性を言語化し準備しておく 話している中で解像度が上がっていくことも多くありますが、あらかじめ自分で考えて上で望むほうが的確なアドバイスをもらえて有意義な時間になります。 言語化が難しければ悩みをリストアップしておくだけでも効果があると思います。

  3. 人事の誘導を見極めるリテラシーをもつ。 フラットに相談するというスタンスが多いですが、人事の方も採用活動をしている立場であるため学生が自社と全く異なる指向性を示したときに すべてを肯定するということは少ないと思います。自己分析は抽象度が高く自身の根源的な価値観を掘り下げるので、途中で恣意的な意見を言われても明確に否定するのは難しい です。そのため、人事との面談で新しい視点を得つつ最終決定は自分ひとりで落ち着いてきめることが重要です。

まとめ

就活生にとって「自分の価値観の言語化」や「企業選びの軸の決定」は大事な要素だと思います。 人事との面談は適切なアドバイスをもらえる貴重な機会ですが、決めるのは自分自身です。 そのため全てを鵜呑みにせずに色んな人の意見を聞いたうえで自分が本当に納得できるように価値観の整理をしてほしいと思います。

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